出典:https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/2319
どうもこんにちは!あやです^^
2019年2月9日に放送の「美の巨人たち」では、明治の七宝とも言われている作品「名所図小箪笥」が特集される事で注目されています!
「名所図小箪笥(めいしょずこだんす)」
とても聞きなれない名前ではありますが、歴史の教科書や資料集、芸術書などで目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみに名所図小箪笥を作成した人物は、江戸時代の京都で代々の刀匠の家に生まれた「駒井音次郎」という人物。
光り輝く作品を残した駒井さんの人生とは、一体どのようなものだったのでしょうか?
また、駒井さんが残した名所図小箪笥やその他の作品が気になります。
受賞歴もあるようですが、当時どのような賞を受賞したのでしょうか?
今回は、後世に残るような伝統文化作品を作成した駒井音次郎さんが、どんな人物なのか調査します!
《目次》
①駒井音次郎とはどんな人物?経歴を調査!
②駒井音次郎の「名所図小箪笥」とは?
③駒井音次郎の他の作品も気になる!
④駒井音次郎の受賞歴を調査!
⑤駒井音次郎についてのまとめ
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①駒井音次郎とはどんな人物?経歴を調査!
出典:http://www.smokingsamurai.com/KOMAI_OTOJIRO.html
駒井音次郎は、江戸時代の天保13年、1842年に、京都府の代々続く刀匠の家に生まれました。
音次郎は駒井家の後継として、小さい頃から刀を作る技術を学んでいたんだそうです。
13歳の時には、肥後(熊本)出身の刀職人三崎周助から象嵌を学び、修行もしています。
一方で明治維新後、次第に外国文化が日本に浸透し始め、世間での流行が変わり始めます。
情勢の変化が勢いを増す中、駒井家では世間の風潮に合わせて、1873年から外国人向けの置物や、飾物も手がけるようになりました。
外国人がよく買うような、カードケース、宝石箱、花瓶、財布、コートのボタン、くし、バックル、香炉などを、作成し、貿易の中心地である神戸で鉄器を販売していたんだそうです。
さらに明治9年1876年には、明治維新によって廃刀令が施行。
駒井家は、刀関連の仕事が完全になくなってしまいます。
↓当時の駒井音次郎の商店
出典:http://www.smokingsamurai.com/KOMAI_OTOJIRO.html
そこで駒井音次郎は、鉄に金銀を細密に象嵌する技巧「布目象嵌」(ぬのめぞうがん)を完全習得し、商売につなげます。
駒井音次郎の作品は瞬く間に評判を集め、家を買うことが出来るくらい大繁盛したんだそうです。
当時京都だけではなく、日本全国で駒井音次郎の技術を真似る業者が現れたといいますから、相当注目を浴びていたのでしょう!
また、鉄に金銀を細密に象嵌する技巧は、明治6年頃から海外でも爆発的な人気が出たようで、わざわざ日本まで買い付けに来る外国人もいたんだとか。
今でも海外で日本文化に興味のある方達から、注目を浴びています。
駒井音次郎の「名所図小箪笥」とは?
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